技術開発本部長メッセージ
サステナビリティと
意匠性・機能性を
両立した技術開発に向けて
ファッションのトレンド変化の加速や、求められる技術の高度化に対して、サステナビリティ志向から環境基準の厳格化による制約の増加など、繊維業界を取り巻く状況は年々厳しさを増しています。ポリエステルやナイロンなどの合成繊維の染色・後加工を中心に成長してきた当社において、こうした状況を打開し、先進的なものづくりを進めるために研究開発部門は極めて重要な役割を担っています。
1991年には業界に先駆けて自社で研究開発センターを設立するなど、短期のみならず中長期の視点で、新たな技術を生み出すための環境整備に向けた投資も積極的に行ってきました。
その姿勢は現在も変わらず、「小松マテーレ・サステナビリティ・ビジョン」における2030年に向けた環境目標の達成のため、イノベーションや既存技術のアップデートを推進しています。具体的には、温室効果ガスの低減に寄与する植物由来原料を使用した加工技術や、より排出量を低減させる工程の開発、排水処理による余剰汚泥の発生を削減するバイオ製剤などに取り組んでいます。さらには、先端材料の一つである炭素繊維複合材を活用した建築物の長寿命化や耐震化技術等にも取り組んでおり、安心安全面についても追求しております。当社が展開する全ブランドのうち、サステナビリティに寄与するものだけを集めた環境配慮ブランド群を「mateReco(マテレコ)」と総称し、その売上比率を50%以上にすることを目標に、さまざまな新技術・新商品を生み出しています。
これからも「Art in Technology」をコンセプトに、技術と感性の融合によってサステナビリティと意匠性・機能性を両立した新たな表現の可能性を見出すための研究開発を行ってまいります。
常務取締役 技術開発本部長
小川 直人