アパレル、建築、工業製品…幅広い用途に向け、
機能繊維をつくり出す。

上村 卓実

Takumi Kamimura

商品開発推進部 技術課
2018年入社

工学研究科 物質環境化学専攻修了(新潟県出身)

小松マテーレのどんなところに魅力を感じ入社しましたか?

「衣食住」をテーマにする仕事をしたかったんです。時代がどう変わっても、人間にとって欠かせないものだから。
食品とか繊維業界の企業研究をしていくうちに、小松マテーレにたどり着きました。
興味を持ったので詳しく調べてみると、繊維の会社なのにやっているのは「衣」の分野だけではない。「医」もあれば「住」もある。
さらには自動車など工業製品への展開も視野に入れている。
いろんな可能性を秘めている会社。そこに惹かれました。

  1. 01どんな仕事をしていますか?

    繊維にさまざまな機能性を付与する製造部門の技術課に所属しています。
    技術課が担当しているのは、実験室での加工技術を工場レベルに、つまりラボからプラントへとスケールアップしていくことです。
    加工条件を変えながら試作を繰り返し、当社の技術開発部門およびお客様の品質部門とコミュニケーションを取りながら、量産に移行する道筋を作っていきます。
    目下のテーマは、工程で使う薬剤を自然由来のものに置き換えたり、より少ない熱量、水量で処理できる工法の開発。
    エコ、サスティナビリティをテーマに、製造技術の改善に取り組んでいます。

  2. 02仕事のやりがいはどんなところに?

    私が主に手がけているのは、透湿防水・消臭・制菌・撥水といった機能性加工。
    作った製品は、ファッションの分野では著名な海外アパレルブランドの生地として、あるいは新幹線の車両連結部フードに標準採用されるなどしています。
    有名なファッションブランドの担当者と打ち合わせをしたりすることもしばしば。店頭で私が担当した商品と出会う時には、何とも言えない充実感があります。
    最近では、アパレルショップの店員さんのセールストークで「この商品は小松マテーレの素材を使ってます」と当社の名前を聞くこともあります。
    部品や素材であってもブランドとしての価値や存在感を認知されるようになってきたのが誇らしいですね。

  3. 03エピソードがあれば…

    小松マテーレには「RE-CREATION」という社内の技術コンペがあります。生産部門の社員が「この技術でこんな商品を」というアイデアを発表し、経営陣と社外の専門家が審査する、そんなイベントです。私はそこで「温度で色が変わるフィルム」について発表したことがあります。社内イベントだから「まあ、なごやかに終わるだろう」と思っていたのですが・・・、甘かった。
    ガチなんです。審査員からは手加減なしのシビアな質問が「これでもか!」というくらい怒涛のように来るんです。焦った~~(笑)。
    けれど皆さんの質問には、何とか答えきることができました。
    こういうイベントも、ガチでやる。楽しみながら、笑いながらも、マジでやる。
    そんな姿勢が、この会社の旺盛な商品開発力を支えていると思います。

  4. 04小松マテーレを動物に例えるなら?

    フクロウ、でしょうか。
    360度首が回る。微かな物音にも耳を澄ませ、大きな目で細かなものにも反応する。小松マテーレのマーケティング力、技術開発力は、フクロウですね。

  5. 05あなたにとっての“Art in Technology”とは?

    ※“Art in Technology”は小松マテーレのコーポレートスローガンです。

    私は技術系の仕事をしています。技術系だからこそ、ユーザーからの目線、マーケットへの視線を忘れないようにしたいと思っています。「マーケットイン」あるいは「ユーザーイン」こそが、私にとっての“Art in Technology”です。

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